学内カンパニー

学内カンパニー

in Mimetics Labo

in Mimetics Labo会議風景

当カンパニーでは、ものづくり教育の一環として、昆虫の機構や構造を模倣し、これを工学的に再現することを目指しています。

近年、昆虫の機構の中でも、羽化の形態が人工衛星システムのソーラーパネルを宇宙空間内で展開する際に用いられています。このように、従来の機械工学の枠組みだけでは思いつかないような優れた機能をロボット製作に取り入れることが、当カンパニーの取り組みです。

この知見を基に、人間の動きを模倣したり、イメージキャラクターに動きを持たせるなど、ロボット製作(ものづくり)を通じて設計、製作、加工、制御技術を習得します。



Y.ラボ

当カンパニーでは、医療や福祉の現場で役立つ輸送ロボットの実用化を目的とし、その要素技術であるセンサ・アクチュエータの開発と、ロボットの制御系設計などを行っています。

ロボット開発に必要な高度な設計、計測制御技術を身につけることで、少子高齢化社会を支える様々な生活支援ロボットの実現、ならびに人とロボットが共生できる新しい社会づくりの実現に貢献できると考えています。

また、次世代送電網として近年着目されている「スマートグリッド」の概念を輸送ロボットのソフトウェア開発に応用することで、効率的な輸送や物流の実現、交通渋滞の緩和等に有効な基礎技術を確立できると考えています。



MMM(3D Measurement, Modeling and Digital Mockup)

1-2接合

1-2接合

全体像

全体像

 MMM は、「エムキューブ」と読みます。3次元データ計測、形状モデリング、デジタルモックアップ等のコンテンツ制作を柱とする学内カンパニーです。工学部電気電子・情報システム工学科の今野研究室の研究成果をベースにして、次のような活動を行っております。

①3次元計測装置を使って計測された遺物(縄文土器や石器)のレプリカを作成します。
②石器や土器などのレプリカを3次元パズルとして再構成し、小中学校等の教材作成や、博物館等の展示用の素材を提供します。
③遺物の3次元計測による形状モデルを作成します。
④3次元形状モデルをベースにした、さまざまなコンテンツを製作します。
⑤工学研究科デザイン・メディア工学専攻の学生と協力して、ロゴやプロダクトデザインを支援・試作します。




i-Space Lab

ILOM-BBM
実験装置


当カンパニーは、月周回衛星「かぐや」に続く次期月探査機に搭載する観測機器として、国立天文台RISE月探査プロジェクトと共に「月面天測望遠鏡(ILOM)」および「月レーザー測距(LLR)」に関する機器を共同で開発しています。当カンパニーが主に行っている業務は、

・ILOMおよびLLRの駆動系の設計
・試作機の設計、製作
・駆動系のトルク試験、耐久試験、熱真空試験
・計測、制御プログラムの開発
・熱・構造計算(シミュレーション)

などです。設計には3D-CADを使用し、計算にはANSYSを使用しております。
ILOM研究会と称して、ほぼ毎月、定期的に国立天文台RISE月探査プロジェクトと研究会を開催し、進捗報告、各種情報交換、今後の課題および開発スケジュールなどについて活発な議論を繰り広げております。



いわてエアロノーマスシステムズ

MATLABによる組み込みシステム開発

MATLABによる組み込みシステム開発

ILOM-BBM

飛行制御システムハードウェア開発



21世紀を迎え、自律化された新しい無人航空機システムである”エアロノーマスシステム”が,航空技術と情報・制御技術との統合により生まれつつあります。本カンパニーではその実現に向けた飛行制御システムの開発を行っています。

今日、航空機は世界をつなぐ交通機関としても重要ですが、農薬散布や災害救助などもっと身近なところでも大いに必要とされています。近い将来航空機がさらに身近なものとなり、誰もが自由に、気軽に空からの視点を利用できるようになるとしたらどうでしょうか?エアロノーマスシステムには我々の生活を変えるような大きな可能性があります。

本カンパニーでは独自の飛行制御システムの開発を通じて、”ものづくりエンジニアリングファクトリー”に導入された最新のデジタルものづくり環境および、最新の組み込みシステム開発環境を活用した新しいものづくり体験を持つ人材の育成を行い、さらには岩手における無人機利用の拡大に貢献することを目指しています。



もの創りR&D Lab.

マイコン3軸制御の手書きロボット

マイコン3軸制御の手書きロボット

4足歩行機構ロボット,歩いて回って走れます

4足歩行機構ロボット、
歩いて回って走れます。

カンパニーのもの作り風景

カンパニーのもの作り風景


 世の中に未だ無いモノを発想し、創り出すことに取り組むカンパニーです。身の回りのモノであと少し○○であれば・・・、あるいは、こんなものがあれば便利だ・・・,こんなモノを創れば売れそうだ、あんなものがあれば欲しい・・・、とにかく何かロボットなんかを創ってみたいなど、有形・無形かかわらず工学・科学の知識を活かして世の中にまだないモノを提案して創ってみたいという希望を叶えるカンパニーです。『何か』1つの動くモノ(システム)を創るには、設計・加工・電気電子回路・プログラムなど様々な事を組み合わせる必要があります。一人ですべてするのは実に困難ですが、やる気のある人が集まって取り組めば写真のようなモノをすべて自分たちで創造することができます。本カンパニーは社風は『出る杭を伸ばそう』。自らの意志で調べ、考え、自由な提案を出すことを称賛し、失敗を責めず、楽しく創造をする事を是とします。本カンパニーに入社しますと、発想能力・プレゼン能力・情報統合能力が得られ、PC制御やマイコン回路プログラム、設計・加工ならびに工作機械等の知識がつきます。何か提案して創ってみたい人は是非門戸をたたいてください。



ロボットコンテスト製作所

ロボットコンテスト製作所



ロボットコンテスト製作所

本カンパニーでは、小中学生対象のロボットコンテスト開催を通して自ら考えてから行動できる社員の育成を目標としています。

われわれは県内の小中学生にものづくりの楽しさを伝えるとともに科学・技術の理解増進や工学離れを防ぐために、県内自治体や地域の方々と連携して2003年度から県内各地域で小中学生を対象としたロボットコンテストを開催してきました。小中学生の参加人数は毎年200名にもなります。このなかで大学生にはロボットコンテスト用競技の開発、ロボットコンテストの企画と運営、小中学生に対するロボット製作の指導などを担当してもらいました。

ものづくりに興味のある方はもちろん、競技開発や企画運営により企画力、実現力、提案力を研きたい方、さまざまなレベルの小中学生を指導することにより考えて教える力を研きたい方の参加をお待ちしています。




Anonas Lighting

anonas lighting

私たちは、発光ダイオード(LED)の生活照明以外の新しい用途の開拓を目指して、企画提案、設計、試作を行うカンパニーです。

近年、明るい白色LEDが市場に出回り始めていますが、従来の光源である白熱電球や蛍光灯では出来なかった応用が多く考えられ、今後市場が発展していくことが期待されます。

学外協力者と協力しながら、地域のニーズも拾い上げ、ユニークなLED機器を製作します。

特に着目しているのは、生体組織や氷雪の散乱光の利用や、光合成以外の農業分野への応用です。また、それらLED機器を適切に動作させるためのLED駆動回路なども開発しています。

学生社員は、講義で学んだ電子回路、光デバイス、マイコン、プログラミングなどの電子技術を、LEDを自在に点灯させることを通じて、実体験しながら習得することができます。

なお、社名にあるAnonasですが、方言では噂話をする時に「あのなっす」と前置きしてから話すことがあり、噂になるような会社になりたいという気持ちが込められています。




盛岡―虹のまち

私たちは、ものづくり教育の一環として、「身近で役に立つ画像処理」をテーマに、学び、考え、作り、より良く作り直す、という活動を行っています。

空に虹があることを自動的に判定しユーザーに知らせるシステムの開発と部品のカラー外観判定システムの検討を通して、画像処理技術を中心に、カメラ姿勢の自動制御や画像の処理結果の配信、仲間とのコミュニケーション、企業の製品に対する厳しい姿勢、ハードやソフトの生産技術、生産コストへの意識など、関連する事柄も幅広く学び、「作るためには何をどのようにすればいいのか」というものづくりの基本姿勢を身に付けつつ、多方面に成果を上げることを目指しています。

私たちの組織には、機械工学科と情報工学科の学生と教員が参加。さらに、ものづくりのプロである企業からの学外協力者も加わり、大学・学科の枠を超えたコミュニティーづくりを目指しています。


 

組み込みシステム試作工房


組み込みシステム試作工房


我々のカンパニーは、ワンチップマイコンやFPGAなどを用いた組み込みシステムの技術を習得し、 各種計測装置や制御装置を試作することを仕事としています。活動内容は、組み込みシステム商品の企画から始め、工程管理、部品の選定、ハードウエア設計とソフトウエア設計を行い、試作品を完成させます。今年度は、磁気センサを利用した磁気ノイズ探索装置(ロボット??)と太陽光発電の充電コントローラとモニタリング装置の試作を行います。将来的には、学外より組み込みシステムの試作品の製作を請け負い、収益を得ることを目指します。また、学内の学生を対象にインターンシップも実施を予定しています。
(キーワード:PICマイコン、CPLD、磁気センサ、太陽光発電)


準学内カンパニー

de’coller

de’coller

私たちDe’collerは読売テレビ放送株式会社様が主催する企画、「鳥人間コンテスト」への出場を目指している団体です。鳥人間コンテストとは琵琶湖で開催され、どれだけ飛距離を伸ばせるかを競う大会で、日本の多くの大学がこの大会に参加しています。私たちもその一つでこの大会に向け人力滑空機の製作を行っています。

高校までに学んできた知識、大学で新しく学ぶ知識を実際に使用して巨大な滑空機を作り上げていく、なにか一つのものを皆で協力し作り上げていく。この過程で得られるものはたくさんあり、それが滑空機として具現化された時の喜びは本当に大きなものです。また活動の結果として材料・計算・設計などの知識が知らず知らずに得られます。

どんな分野を専攻する人でも「実際にやってみる」というのは非常に大事なことです。興味のある方はぜひ見学にいらしてください。